豊田市稲武地区で花木を栽培する稲武高原花き部会は7月17日、JAあいち豊田稲武営農センター集出荷場で、盆や秋の彼岸で人気の高い小菊の目ぞろえ会を開きました。部会では8月の出荷ピークに向けて出荷量が大きく増えてくるこの時期に目ぞろえ会を開いています。今年は病害虫被害もほぼなく、そろいの良い小菊を7月8日から出荷し始めました。
この日は小菊を育てる部会員や愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員、JA職員合わせて9人が参加。部会員が持ち寄った小菊を見ながら、咲き具合の確認や箱詰め方法を確認しました。農業改良普及課の髙橋理緒技師は「今後の高温でハダニやアザミウマの増殖が懸念される。徹底的に防除し、高品質な小菊の出荷を維持してほしい」と話しました。稲武高原花き部会の川角修三部会長は「出荷規格をしっかり確認して、高品質な小菊を出荷してほしい」と話しました。
稲武地区は標高500メートルに位置し、昼夜の気温差が大きいため小菊の色は鮮やか。日持ちが良いと人気があり、稲武高原のブランドとして定着しています。
稲武高原花き部会は7人が約82.7㌃で小菊を栽培。箱に敷き詰められた小菊は、8月上旬の盆前には1日約300ケースをトラックに積みます。今年は昨年の2650ケースを上回る2800ケース出荷を目指します。
写真=小菊の出荷規格を確認する部会員ら

















