みよし市果樹組合梨部は7月25日、みよし市三好町にあるJAあいち豊田グリーンステーション三好で、共撰出荷する梨「幸水」の目ぞろえ会を開きました。「幸水」は酸味が少なく甘みがあり、果汁がたっぷりのシャリ感が楽しめる人気の品種。今年の生育は適度な降雨と日照があり順調に進み、品質は良好です。荷受けは27日から始めました。
この日は、みよし市果樹組合梨部部員をはじめ、市場関係者やJAあいち経済連、JA職員らが参加。市場情勢や病害虫防除の情報を共有しました。梨部の塚崎美詔部長は「現在出荷している梨『愛甘水』は消費者からも好評で、市場で高単価の販売をしていただいている。この勢いで幸水もどんどん出荷していきたい」と話しました。市場関係者は「高単価に見合う質の梨を選別していただき、みよしの梨はおいしいと思ってもらえるように質で勝負していきたい」と部会員に呼びかけました。また、部員が持ち寄ったサンプルの梨を手に取って着色度合いや糖度、熟度、出荷規格などを確認しました。
収穫した梨は、コンテナに詰めJA選果場に運ばれ、非破壊式の光センサーを使い、「糖度」「熟度」「着色」などで選別されます。「みよしの梨」のブランド名でスーパーなどの店頭に並びます。市場での評価も高く、豊田市や名古屋市の市場を中心に出荷されます。
梨部は12人の農家が所属し、9.2ヘクタールの畑で4品種の梨を栽培。今年は合計約88トンの出荷を見込んでいます。みよし市で栽培する果実の総称を「甘みよし」として、産地のブランド化にも力を入れています。
写真=梨の出荷規格を確認する部員ら