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研修生が販売実習でノウハウを学ぶ/豊田市農ライフ創生センター 

2025.08.07

 JAあいち豊田と豊田市が共同運営する農業研修施設「豊田市農ライフ創生センター」の研修生が8月7日、豊田市西町にある豊田市役所南庁舎の2階エントランスで販売実習を行いました。これは豊田市農ライフ創生センター担い手づくりコースのカリキュラムの一環で、農産物を販売するノウハウを学び消費者との交流等を体験することが目的です。
 この日は、担い手づくりコース21期生13人が研修で栽培・収穫したナスやキュウリ、オクラなどのほか、学んだ内容を応用して個人で栽培したスイカやジャガイモ、カボチャなど約21種類を販売。合計320点以上を用意し、陳列方法や商品のPRなどを実践しました。研修生の1人は「自分たちが作った農作物を買ってくれるお客さんの喜んでいる顔が見られることがうれしい。対面販売の大切さを学んだ」と話しました。次回の販売実習は8月21日に豊田市役所東庁舎1階ロビーで行い、今後は季節に合った農産物を11月に2回販売実習する予定です。
 今後のカリキュラムは、各研修生が栽培の計画・実施をしたほ場の栽培管理状況や作物の生育状況を評価する判定会を開き、2026年2月に修了する予定です。
 豊田市農ライフ創生センターセンターは2004年4月、遊休農地の活用と高齢者の生きがいづくりを目的に開講。担い手づくりコースは平坦地と中山間地の市内2カ所の施設で実施し、研修修了後には各自で農作物の栽培と産直施設や市場へ出荷することを目指します。希望者には就農後の農地の借受け支援もあり、地域農業を支える新しい担い手をサポートしています。

写真=お客さんに商品のPRをする研修生