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最高糖度23.6度/農家の栽培技術光るブドウ出そろう/みよし市果実(ぶどう)展示品評会

2025.08.19

 みよし市果樹組合は8月19日、みよし市三好町にあるJAあいち豊田グリーンステーション三好で「第27回みよし市果実(ぶどう)展示品評会」を開きました。品種を問わず募集(3房1点)したブドウ13点が出品され、厳正な審査の結果、最高位にあたる愛知県知事賞にはシャインマスカットを出品したみよし市明知町の三浦政子さんが輝きました。
 みよし市は果樹栽培が盛んな地域。同市とJAが協賛するこの品評会は、栽培技術と品質の向上を図り、果実の消費拡大に努めることで果樹農業の振興につなげます。主要果樹であるブドウ・梨・柿を順番に毎年審査しています。
 この日は、愛知県豊田加茂農林水産事務所やみよし市役所、同組合員など合わせて11人が審査しました。玉ぞろいや形状・病害虫などの「外観」、食味や果肉の状態などの「内容」、糖度計で測定した「糖度」の3項目を合計100点で審査し、入賞8点を選びました。審査の結果、2位にあたるみよし市長賞はピオーネを出品した同市明知町の岡本貞之さん、3位にあたるあいち豊田農業協同組合長賞はナガノパープルを出品した同市明知町の廣瀬和博さんが受賞しました。審査員の同農業改良普及課の山本三鶴主任は「今年は春ごろの低温と6月以降の高温で栽培管理に苦労されたと思う。出品物は最高糖度23.6度と大変高く、玉ぞろい、形状、食味ともに良好だった」と評価しました。入賞した出品物はJAグリーンステーション三好で展示されます。
 みよし市果樹組合は112人の農家がブドウをはじめ梨や柿などを栽培しています。また、みよし市で栽培する果実の総称を「甘みよし」として、産地のブランド化にも力を入れています。

写真=1点ずつ丁寧に審査する審査員ら