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艶のあるナスが多数出品/品評会「なすの部」/豊田市農産物ブランド化推進協議会

2025.08.22

 豊田市農産物ブランド化推進協議会は8月22日、豊田市山之手にあるトヨタ生活協同組合メグリア本店で豊田市農林畜産物品評会「なすの部」を開きました。JAあいち豊田なす部会の部会員が、ナス「筑陽」を3本1組とし全9点を出品。艶があり重量感のある品質の良いナスが多数並びました。厳正な審査の結果、豊田市本新町の杉本善紀さんが金賞に輝きました。
 豊田市農林畜産物品評会は生産者がお互いに競いながら品質向上を目指し、より良いものをより安全に消費者に提供するとともに、農林畜産物の振興と消費拡大を目的に開催しています。
 この日は、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員や市場関係者ら4人が審査しました。出品された3本のナスのそろいや艶、色、形などを確認して上位3点を選びました。銀賞には豊田市松平町の加藤誠一さん、メグリア賞は豊田市羽布町の松本里枝さんが選ばれました。また、メグリア本店に訪れた消費者が審査した消費者賞には、銀賞を受賞した加藤誠一さんが輝きました。同農業改良普及課の伊藤緑専門員は「梅雨明けからの高温と少雨の影響で発生しやすい高温障害や、タバコガ類やハダニなどの病害虫被害が出やすい条件の中、出品物は艶があり重量感のあるナスが多く、生産者の栽培管理のたまものだと感じた」と話しました。

 JAなす部会は44人の農家が約3ヘクタールでナス「筑陽」を栽培。ボリュームがあり消費者や市場からも好評で、豊田市の学校給食にも使われています。10月下旬まで出荷され、今年は160㌧の出荷を見込んでいます。

写真=厳正に審査する審査員ら