JAあいち豊田桃部会は8月25日、豊田市四郷町にあるJA選果場で桃「ゴールデンピーチ」の目ぞろえ会を開きました。今年は降雨量が少なかったことから小玉傾向ですが、甘みは十分にのり着色も良好。26日から荷受けを始めました。
「ゴールデンピーチ」は白桃とは異なり黄金色果肉の大玉で、果汁が多く酸味は少ない。糖度が高くマンゴーのような食感が楽しめる人気品種です。
この日は、JA桃部会員をはじめ、市場関係者やJA愛知経済連、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課、JA職員らが参加。市場情勢や他産地の果物の情報を共有した後、部会員が持ち寄ったサンプルで着色度合いや糖度、熟度など出荷規格を確認しました。JA桃部会の森安孝部会長は「桃シーズン後半も順調に出荷ができた。シーズン最終のゴールデンピーチも頑張って出荷していきたい」と話しました。
収穫した桃はJA選果場に運ばれ、非破壊式の光センサーを使って「糖度」「熟度」「着色」などで選別されます。市場での評価も高く、豊田市や名古屋市の市場を中心に、岡崎市や浜松市にも出荷され、「とよたの桃」のブランド名でスーパーなどの店頭に並びます。またJAのネットショップ「MEKIKI」でも販売します。
JA桃部会は52戸の農家が57.6ヘクタールのほ場で8品種の桃を栽培します。「ゴールデンピーチ」が終わる9月中旬までに約410トンを出荷する予定です。
写真=ゴールデンピーチの出荷規格を確認する同部会員ら