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高品質の梨各地で梨「豊水」目ぞろえ会/みよし市果樹組合共撰梨部/JAあいち豊田梨部会

2025.08.22

 みよし市果樹組合共撰梨部は8月22日、みよし市にあるJAあいち豊田グリーンステーション三好で梨「豊水」の目ぞろえ会を開きました。今年は降雨量が少なかったことから小玉傾向ですが、病害虫の被害も少なく品質は良好。26日から荷受けを始めました。
 目ぞろえ会では同部員をはじめ、市場関係者やJA愛知経済連、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課、同JA職員らが参加。市場情勢や他産地の果物の情報を共有した後、部会員が持ち寄ったサンプルで着色度合いや糖度、熟度など出荷規格を確認しました。市場関係者は「果実全般が盆明けから売れ行きが重たい状況となっている。品質の良い『豊水』を出荷することで、今後の『あきづき』も消費者に購入してもらえるよう期待している」と話しました。
 収穫した梨は、非破壊式の光センサーを使って「糖度」「熟度」「着色」などで選別されます。「甘みよし」のブランド名でスーパーなどの店頭に並びます。
 みよし市果樹組合共撰梨部は12戸の農家が所属し、合わせて9.2ヘクタールの畑で4品種の梨を栽培。今年は合計約88トンの出荷を見込んでいます。
 また、同25日にはJAあいち豊田梨部会も同様に豊田市四郷町にあるJA選果場で「豊水」目ぞろえ会を開きました。JA梨部会は豊田市猿投地区、上郷地区の農家34戸が所属し、合わせて21ヘクタールで8品種の梨を栽培。全品種合わせて昨年より30トン多い315トンの出荷を見込んでいます。「とよたの梨」のブランド名で、9月13~14日に豊田スタジアムで開かれる「とよた産業フェスタ2025」で梨「あきづき」を販売する予定です。
 今後は主力品種の梨「あきづき」やジャンボ梨「愛宕」など、12月上旬まで出荷が続きます。

写真=豊水の出荷規格を確認するみよし市果樹組合共撰梨部員ら