ニューストピックス

JA・生協・行政が米の消費拡大で連携/食べまい豊田のお米プロジェクト出荷式

2025.08.28

 JAあいち豊田は8月28日、令和7年産の新米「コシヒカリ」の出荷にあわせて、豊田市前林町のJA前林集出荷場で「食べまい豊田のお米プロジェクト出荷式」を開きました。式典には、主催するJAの石川尚人代表理事組合長や共催のトヨタ生活協同組合の新実修理事長、来賓の豊田市の太田稔彦市長らが出席しました。式典後、新米を載せたトラックが出発し、この日は約11トンの米を出荷しました。
 食べまい豊田のお米プロジェクトは、2015年に発足。以前は「行政とJA」や「生協とJA」それぞれで米の消費拡大を模索していましたが、三者で協議を重ね、平成27年産米から「食べまい豊田のお米」をキャッチコピーに、豊田市内の生協店舗を中心に豊田市産の米の販売を強化しました。プロジェクト開始前はJAからトヨタ生協への米の出荷が年間72トンでしたが、開始初年の平成27年産は513トンに増加。JA・生協・行政が連携し、さらに地元産米の消費拡大を進め、11年目の令和7年産は年間1080トンを出荷する予定です。
 式典では、出席者全員で新米の試食をしたほか、フィナーレにはテープカットを行い、新米を載せたトラックが出発しました。JAの石川組合長は「新米を出荷できることが大変うれしい。今年は米不足解消のため土づくりからしっかりと取り組んだ。農家が1年かけて丁寧に育てた米を多くの人に食べてもらい、地産地消を進めたい」と話しました。JA直売施設では同日から新米フェアを開くほか、30日からはトヨタ生協本店で新米のPR販売を行う予定です。

写真=テープカットで新米の出荷を祝う出席者