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例年以上のかん水を/サニーレタス栽培研修会/JAあいち豊田サニーレタス部会

2025.08.28

 JAあいち豊田サニーレタス部会は8月28日、豊田市本新町にあるJA豊田営農センターで栽培研修会を開きました。9月下旬から始まる定植を前に、土壌改良の方法やサニーレタスの初期栽培を確認するために毎年この時期に開催しています。
 この日は、部会員や愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員、JA職員ら合わせて9人が参加しました。同農業改良普及課の伊藤緑専門員が、土壌診断の結果をもとに各部会員へアドバイスをし、ほ場の準備やは種・育苗の注意点、定植の時期、病害虫の防除方法など資料を用いて説明しました。伊藤専門員は「今年は降雨が少ないため、例年以上に土が乾いている。定植前後はもちろん、活着後でも降雨が無ければかん水をしてほしい」と話しました。また、JAサニーレタス部会の川村洋子部会長がこの日初めて研修に参加した新規部会員に対しての質疑応答・自身の栽培例を話す時間を設け、新規部会員は積極的に質問をしました。部会員らは質問に答えながら「今後も分からないことはなんでも聞いてほしい」と話しました。
 JAサニーレタス部会は11人が所属し、豊田地区を中心に合わせて約0.5ヘクタールでサニーレタス「レッドウェーブ」や「晩抽サーフレッド」を栽培。サニーレタスは軽量で栽培期間が短いため、比較的病害虫の被害が少なく、定植後の管理がしやすいと栽培初心者にも人気です。11月中旬から1月下旬にかけて市場を通じてスーパーを中心に出荷します。昨年度は約1.5トンを出荷し、今年度も同量を目指します。

写真=熱心に話を聞く部会員