JAあいち豊田梨部会は9月1日、豊田市四郷町にある同JA選果場で梨「あきづき」の目ぞろえ会を開きました。今年は雨量が少なかったため小玉傾向ですが、甘みは十分にのっています。2日から荷受けを始めました。
JA梨部会の主力品種「あきづき」は、糖度が高く果汁も豊富で、シャリシャリとした食感が人気。例年9月20日ごろに出荷ピークを迎えます。
この日は、JA梨部会員をはじめ、市場関係者やJA愛知経済連、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課、JA職員らが参加。市場情勢や他産地の果物の情報を共有した後、部会員が持ち寄ったサンプルで着色度合いや糖度、熟度など出荷規格を確認しました。また、今年は規格外品に加えて、ひょうの落下でできた傷のあるひょう害果の取り扱いも行うため、JA職員が説明しました。同部会の梅村長史部会長は「まだまだ暑い日が続く中で収穫作業が忙しいと思うが、しっかり良いものを出荷してほしい」と話しました。
収穫した梨はJA選果場に運ばれ、非破壊式の光センサーを使って「糖度」「熟度」「着色」などで選別される。「とよたの梨」のブランド名でスーパーなどの店頭に並ぶ。市場での評価も高く、豊田市や名古屋市の市場を中心に、岡崎市や浜松市にも出荷するほか、JAのネットショップ「MEKIKI」でも販売します。
JA梨部会は34戸の農家が21ヘクタールで梨を栽培。今年は315トンの出荷を見込み、今後はジャンボ梨「愛宕」を12月上旬まで出荷する予定です。
写真=梨「あきづき」の出荷規格を確認する部会員ら