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形も良く高糖度の梨出そろう/品評会「梨の部」/豊田市農産物ブランド化推進協議会

2025.09.05

 JAあいち豊田と豊田市などで組織する豊田市農産物ブランド化推進協議会は9月5日、豊田市広路町にあるイオンスタイル豊田で豊田市農林畜産物品評会「梨の部」を開きました。JA梨部会が出荷を向かえた梨「あきづき」全17点を出品し、審査の結果、豊田市乙部町の那須一徳さんが金賞に輝きました。今年は雨量が少なかったため小玉傾向ですが、甘みは十分にのっています。
 この品評会は生産者がお互いに競いながら品質・生産向上を目指し、より良いものを消費者に提供するとともに地元農産物のPRと消費拡大を目的に開いています。
 この日は、愛知県豊田加茂農林水産事務所の職員や市場関係者など合わせて3人が審査員を務め、外観や糖度、食味などを厳正に審査しました。審査の結果、銀賞に豊田市乙部町の川上浩司さん、銅賞に同市亀首町の梅村長史さん、店長賞に同市乙部町の大澤真澄さん、消費者賞に同市乙部町の那須一徳さんがそれぞれ輝きました。同農業改良普及課の山本三鶴主任は「今年は雨が少なく玉が大きくなりにくい天候の中でも十分にかん水し、生産者の努力で形も良く品質の良い高糖度の梨が多数出品された」と話しました。
 受賞した梨はイオンスタイル豊田の店頭に展示され、その他出品された梨は豊田市梅坪町の児童養護施設梅ケ丘学園に寄付されました。
JA梨部会は34戸の農家が21ヘクタールで梨を栽培。今年は315トンの出荷を見込み、今後はジャンボ梨「愛宕」を12月上旬まで出荷する予定です。

写真=梨「あきづき」を丁寧に審査する審査員