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小菊品評会に59点が並ぶ/愛知県知事賞に原田砂都美さん/下山高原生花生産組合

2025.09.05

 下山高原生花生産組合は9月5日、豊田市大沼町にあるJAあいち豊田下山営農センターで小菊の品評会を開きました。31回を迎える今年は、高品質の小菊59点が出品されました。最優秀賞にあたる愛知県知事賞には品種「やぶさめ」を出品した豊田市坂上町の原田砂都美さんが輝きました。
 審査は、愛知県豊田加茂農林水産事務所の職員や市場担当者、JA職員など5人が担当。花の質や葉茎のバランス、病害虫の有無などを丁寧に確認し、入賞の8点を選びました。第2位にあたる豊田みよし農業改良推進協議会長賞は品種「風花」を出品した豊田市阿蔵町の小木曽京子さんが、第3位にあたる豊田市長賞は品種「やぶさめ」を出品した岡崎市の柴田幸夫さんが受賞しました。審査を担当した同事務所農業改良普及課の荒巻忍課長補佐は「今年は栽培初期から厳しい天候不順で苦労されたと思うが、入賞した菊はどれも病害虫の被害もなく、茎葉のバランスのよいものだった」と話しました。
 下山高原生花生産組合は16戸の農家が合わせて約6.5ヘクタールで小菊を露地栽培しています。120種類を超える小菊を市場に共選出荷し、今年は約230万本の出荷を見込んでいます。同組合の小菊は花の色が鮮やかでボリュームもあり、形が整っていると市場からも好評です。

写真=59点の小菊を審査する審査員ら