JAあいち豊田猿投白菜部会は9月12日、部会員の畑を巡回する栽培指導会を開きました。これは、8月下旬から定植したハクサイの生育や病害虫の有無を確認するため、毎年この時期に行っているもの。病害虫の被害も少なく順調に生育しています。
この日は、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員とJA営農職員の2人が部会員のほ場8カ所をまわりました。定植後の苗の状態を確認しながら、部会員と今後の管理を話し合いました。農業改良普及課の武藤実月技師は「県内でチョウ目害虫が多く発生しており、市内でも被害の報告を受けている。しっかりと防除に努めてほしい」と話しました。JA猿投営農センターの杉浦悠介さんは「誘引剤(トラップ)を設置し、早めの防除を徹底してほしい」と呼びかけました。今後は、10月中旬に収穫直前の生育状況を確認するための巡回を行う予定です。
JA猿投白菜部会は、9戸の農家が所属し、合わせて6.5ヘクタールで黄芯系品種のハクサイ「黄づつみ」「黄ごころ」「きらぼし」などを中心に栽培。厳選された品質の良いハクサイとして市場の評価も高いです。11月上旬より出荷を予定し、今年は約630トンの出荷量を見込んでいます。
写真=ハクサイの栽培管理を確認する部会員