ニューストピックス

最高糖度18.0度/見事なイチジクずらり/品評会「いちじくの部」/豊田市農産物ブランド化推進協議会

2025.09.12

 豊田市農産物ブランド化推進協議会は9月12日、豊田市山之手にあるメグリア(トヨタ生活協同組合)本店で豊田市農林畜産物品評会「いちじくの部」を開きました。JAあいち豊田いちじく部会の部会員が、イチジクを全14点出品。今年は例年にない猛暑で、イチジクの管理が大変難しい年となりましたが、最高糖度が18.0度と甘みもあり、出来の良いイチジクが出そろいました。外観や糖度、着色、食味などを審査した結果、豊田市西田町の佐藤竹志さんが金賞に輝きました。
 同品評会は、生産者がお互いに競いながら品質向上を目指し、より良いものをより安全に消費者に提供するとともに、農林畜産物の振興と消費拡大を目的に開催しています。
 この日は、愛知県豊田加茂農林水産事務所の職員や市場関係者、トヨタ生協の職員あわせて3人が審査員を務め、上位3点と同店職員によるメグリア賞、消費者の投票による消費者賞を選定しました。厳正な審査の結果、銀賞に豊田市百々町の今井靖さん、銅賞に渡刈町の滝澤富美子さん、メグリア賞には福受町の生田實さん、消費者の投票で決まる消費者賞には渡刈町の滝澤富美子さんが選ばれました。農業改良普及課の山本三鶴主任は「例年にない猛暑で、生育不良や果実の焼け、小玉果の発生などイチジクの管理が大変難しい年であったが、出品されたイチジクはどれも良いものばかりだった」と話しました。入賞品は、品評会終了後に会場内で展示し、そのほかの出品物は同市柿本町にある社会福祉法人オンリーワンに寄付しました。
 JAいちじく部会は36人が所属し、合わせて5.4ヘクタールで品種「桝井ドーフィン」などを露地栽培しています。今年も、昨年同様60トンの出荷を見込んでいます。

写真=じっくり丁寧にイチジクを審査する審査員