JAあいち豊田の子会社で葬祭事業を行う株式会社JAあいち豊田サービスは9月17日、みよし市三好町にある同社やすらぎホール三好で防災訓練を行い、愛知県尾三消防本部みよし消防署の職員3人と同社社員ら10人が参加しました。これは、葬儀の参列者には高齢者も多く、会葬中に突然倒れたり持病が悪化したりなど、万が一の事態が発生する可能性が考えられることから、同社社員が一時的な救命措置を行えるよう定期的に行っている。
この日は、愛知県尾三消防本部みよし消防署職員が「4つの輪」と呼ばれる心停止した傷病者の救命率を高めるための「救命の連鎖」を構成する4段階の行動を説明した後、株式会社JAあいち豊田サービス社員らは訓練用のマネキンを使い、実際に蘇生法や周りへの声掛けを行う実習を行いました。同社の藤本部長は「9月1日の防災の日にちなみこの時期に行い、消防署の方々にも協力をいただいている。反復練習をすることでしっかり身につけてほしい」と話しました。AED実習も予定していましたが、同署職員らへ救急要請が入ったことから後日行うこととなりました。
救命訓練後には同ホールの屋外にて消火器訓練を行い、同社藤本部長らが使用手順から噴射までの流れを実際に訓練用の消火器を使って体験しました。「線香やろうそくを使うため、火の防災も欠かせない」と話す同社社員らは、今後も防災に対する知識を高めるため、訓練を行っていきます。
写真=蘇生法を実践する同社社員