JAあいち豊田柿部会は9月19日、豊田市四郷町にあるJA選果場で柿「太秋」の目ぞろえ会を開きました。太秋は、歯ごたえのあるサクサクとした食感で、糖度の高いことが特徴の柿です。今年は少雨の影響でやや小玉傾向ですが、害虫の影響は少なく順調に生育しています。22日から荷受けを始めました。
この日は、部会員や市場関係者、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員やJA職員など合わせて18人が参加し、部会員が持ち寄った柿をサンプルに、果径や赤色などを非破壊式の光センサーで数値を見ながら食味も確かめ、出荷規格を統一しました。JA柿部会の梅村釼二部会長は「昨年大きな被害を受けた果樹カメムシの発生が落ち着いており安心している。防除を怠らずこのまま良いものを出荷していきたい」と話しました。農業改良普及課の山本三鶴主任は「県内複数箇所でカメムシの被害が出ている。引き続き防除に努めてほしい」と話しました。
JA柿部会は、7戸の農家が301.4アールで柿「太秋」「富有」「次郎」「富士柿」を栽培。品種を変えながら11月下旬まで出荷が続き、今年は合計約3トンの出荷を目指します。また、JAでは規格外品を加工用で買い取り「柿ようかん」などにして販売。農家所得向上にも力を入れています。
写真=出荷規格を確認する部会員ら