JAあいち豊田梨部会は9月30日、今年度の梨の仕上がりや情勢を報告するため、同部会の梅村長史部会長らが豊田市役所とJA、愛知県豊田加茂農林水産事務所を表敬訪問しました。今年の梨は、夏の猛暑や雨不足などの天候の影響で小玉傾向ですが、糖度は十分にのり品質は良好です。
この日は、JA梨部会の梅村長史部会長ら役員が豊田市役所を訪問し、太田稔彦市長に梨「歓月」を手渡しました。「歓月」は糖度が高く、やわらかくてきめ細かい果肉が特徴。その後は梨の出来や出荷状況を伝え、梅村部会長は「今年の梨は豊作で品質も良好。皮付近が甘くておいしい部分。薄く剥いて食べてほしい」と話しました。太田市長は梨を試食し、「みずみずしくて非常に甘い。梨は長いシーズン品種が変わりながら楽しめる。自然相手で苦労が多いと思うが、これからもおいしい梨をつくってほしい」とねぎらいました。JA梨部会は、JAの石川尚人代表理事組合長と県農林水産事務所の中村健太郎事務所長を同様に訪問しました。
JA梨部会は34戸の農家が21.6ヘクタールで梨を栽培。今年は315トンを、豊田市をはじめ名古屋市や岡崎市、浜松市などの市場に「とよたの梨」として出荷する予定です。今後は、11月のジャンボ梨「愛宕」などの出荷が12月中旬まで続く予定です。
写真=豊田市長へ梨を手渡す梅村部会長(左から3番目)