JAあいち豊田女性部三好支部は10月7日、みよし市三好町にある三好体験料理教室あぐりんでぼかし肥料作りを行いました。これは、SDGsの取組みの一環として生ごみを減らすことを目的に、同部員から声が上がって実現したものです。ぼかし肥料は有機物を微生物で発酵させて作る肥料のことで、畑の土づくりに使うことができます。
この日は、JA女性部三好支部の部員12人が参加し、以前から作っている服部つや子さんと加藤志津香さんが講師となって指導しました。ぼかし肥料は、EM・1という微生物を複合培養した液体と糖蜜、水を合わせて菌を活性化させた液に米ぬかともみ殻を混ぜて作りました。これを約10日間密封して発酵し、天日で乾燥させて完成します。完成後は参加した部員らで分け、各家庭で使います。ぼかし肥料作りに参加した酒井さんは「同JA女性部の中では初の取組み。この取組みは生ごみの処分もでき、肥料も作ることができる。一石二鳥になるし、環境問題の対策につながればうれしい」と話しました。
JA女性部三好支部は、世界の子どものワクチン購入費用のために毎年ペットボトルキャップを寄付したり、同部員が作成した作品の売上げの一部を社会福祉事業に役立ててもらおうと寄付をしています。今後も社会貢献のためこれらの取組みを継続していきます。
写真=ぼかし肥料を作るJA女性部三好支部の部員ら