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昨年より7トン多い出荷を見込む/柿「富有」目ぞろえ会/みよし市果樹組合共撰柿部

2025.10.14

 みよし市果樹組合共撰柿部は10月14日、みよし市三好町にあるJAあいち豊田グリーンステーション三好で柿「富有」の目ぞろえ会を開きました。「富有」は柔らかい果肉と濃厚な甘さが特徴の甘柿。昨年は果樹カメムシによる大きな被害を受けましたが、今年は被害も少なく昨年より7トン多い出荷を見込みます。19日から荷受けを始める予定です。
 この日は、部員やJAあいち経済連、市場関係者、JA職員ら合わせて25人が参加。市場情勢や他産地の果物の情報を共有した後、部員が持ち寄った柿を手に取って着色度合いや糖度、食味を確認して出荷規格などを共有しました。同組合共撰柿部の太田孝司部長は「規格をもとに、レベルの高い状態の柿を出荷していきたい」と話しました。またJA職員は、収穫時に伴う高所作業のリスクを減らすための樹形改造の案内やカラス対策に木綿糸を使うことなどを提案しました。
 同組合共撰柿部は29人の農家が約6ヘクタールで柿「太秋」「富有」「陽豊」を栽培。今年は合計で約24トンの出荷を目指します。同市で栽培する果実の総称を「甘みよし」として産地のブランド化にも力を入れています。

写真=出荷規格を確認する部員ら