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特産のジャンボ梨「愛宕」/目ぞろえで規格統一/JAあいち豊田梨部会

2025.10.28

 JAあいち豊田梨部会は10月28日、豊田市四郷町にあるJA選果場で晩生品種の梨「愛宕」の目ぞろえ会を開きました。今年は夏の少雨の影響で小玉傾向ですが、食味や品質は例年どおりの出来となっています。31日から荷受けをはじめ、11月5日から市場に出荷する予定です。
 この日は、JA梨部会員をはじめ市場関係者やJA役職員らが参加しました。部会員が持ち込んだ梨をサンプルに、着色や熟度、外観など話し合い出荷規格を統一しました。JA梨部会の梅村長史部会長は「シーズン最後の梨の出荷が始まる。消費者に選ばれるよう品質の高いものをより多く出荷してほしい」と部会員に呼びかけました。またJA営農相談課の駒田安亮主査は「ナシヒメシンクイの発生が見られる。気温の上昇に注意して適宜防除をしてほしい」と話しました。今年は12月中旬まで、贈答用の化粧箱と平箱を各3,000ケース出荷する予定です。JAでは選果場直売所のほか、同JAネットショップ「MEKIKI」でも販売します。
 豊田市猿投・上郷地区の生産者で組織する同部会は34人が所属し、合わせて21ヘクタールで梨を栽培しています。そのうち梨「愛宕」は26人が栽培しています。出荷に合わせて11月6日には、梨の重量を競う「第25回ジャンボ梨コンテスト」を開催する予定です。

写真=梨の出荷規格を確認する部会員