JAあいち豊田女性部三好支部は10月17日、みよし市三好丘桜にあるみよし市立北中学校で文化講座「五平餅作り」の講師となり、この地方の郷土料理を伝えました。女性部員が同校で講師を務めるのは昨年に続き3回目。五平餅作りの講座は毎年生徒から人気の講座で、抽選で選ばれた生徒39人が参加しました。
 文化講座は、1~3年生の全校生徒が希望の講座に分かれて午前の授業時間に開催。俳句や囲碁、華道などさまざまな文化的趣味に触れることで生徒各自の興味の幅を広げます。また、地域から講師を招き地域文化に根ざした文化活動の講座に参加することで地域性への理解を深めることが目的です。
 この日は、JA女性部三好支部部員ら4人が生徒に五平餅作りを指導しました。豊田市産の米「ミネアサヒ」を使用し、生徒は炊いてつぶしたご飯を150グラムずつに分けて小判型の型にはめ、串(ホセ)をのせて成型しました。炭で火を起こして五平餅を素焼きした後、同支部特製のクルミやショウガが入ったみそだれを五平餅に塗り、焼いて完成させました。
 参加した生徒は「みんなで協力して作ることができ楽しかった。普段食べるだけの料理ができあがるまでにたくさんの手間が掛かっていることを知り、今後は感謝して食べたい」と話しました。JA女性部三好支部の加藤さんは「生徒のみんなが火起こしから片付けまで率先して動いてくれて嬉しかった。三河地域の方言の『ホセ』や郷土料理の五平餅など、地元ならではの文化を大切にしてほしい」と話しました。
 JA女性部三好支部は、今後も自分磨きや知識向上のために料理教室や文化教室などを通して学び、JAと連携して地域のふれあいの輪を基軸に活動していきます。
写真=生徒に五平餅作りを伝える同部員
















