JAあいち豊田山ごぼう部会は10月28日、収穫前の生育状況などを確認するため部会員の畑を巡回する講習会を開きました。部会は環境が違う平坦地域と山間地域で栽培しており、場所によって指導内容が異なるため別日程で講習を開いています。
この日は、部会員をはじめJAや愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員らが参加し、平坦地域にある5人の部会員の畑を巡回しました。豊田市水間町にある森田忍さんの畑では、青々と大きく生育したヤマゴボウが一面に広がり、農業改良普及課西山彰宏主任専門員は「今年見たヤマゴボウの中で1番の出来」と評しました。森田さんは「朝と晩に行っている30分のかん水が良い結果につながった」と話しました。JA職員らは生育状況や部会員からの相談に対し、肥料と水分を含んだ状態の土壌にすることや収穫時に刃が長い溝堀ショベルを使うことなどをアドバイスしました。また、仮掘りをしてヤマゴボウの長さを測り、生育が順調であることから予定を早め、11月下旬に順次収穫を開始することを見込みました。
JA山ごぼう部会は、19人の農家が約38アールで栽培。ヤマゴボウは漬物用として人気があり、需要が高い。昨年は約1.4トンを豊田市場に出荷し、今年も同量の出荷を目指します。11月上旬に目揃え会を開き、12月中旬ごろまで出荷する予定です。
写真=仮掘りしたヤマゴボウの長さを確認する部会員ら
















