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第25回ジャンボ梨コンテスト/2.816キログラムの愛宕梨が知事賞に輝く/JAあいち豊田梨部会

2025.11.06

 JAあいち豊田梨部会は11月6日、豊田市高崎町にある豊田市公設地方卸売市場で晩生品種の梨「愛宕」の重量を競う「第25回ジャンボ梨コンテスト」を開きました。今年は夏の高温と少雨で小玉傾向の中、部会員が丹精込めて栽培した梨14点を出品しました。最高位の愛知県知事賞には重量2.816キログラム、胴回り57.5センチメートルの梨を出品した豊田市乙部町の長沼一成さんが受賞しました。
 同コンテストは、日ごろから高品質な梨作りを目指す部会員が梨「愛宕」の重量を競うことで生産技術の向上を図り、来季に向け一層生産意欲を高めることが目的。毎年、出荷が始まるこの時期に開いています。
 重量で順位を決め、重量が同じ場合は胴回りのサイズが大きいものが選ばれます。審査は、豊田市役所農政企画課と愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員が重量と胴回りを測定し、上位6人が入賞しました。長沼さんが出品した梨は、コンテスト終了後に同市場の競りにかけられ有限会社マルシン青果が36万円で競り落としました。長沼さんは「小玉傾向の中、大玉ができてうれしい。今後もおいしい梨を作っていきたい」と話しました。
 豊田市は県下有数の梨産地。JA梨部会は、同市猿投・上郷地区の農家34人が所属し、合わせて21ヘクタールで梨を栽培。愛宕は、贈答用の化粧箱と平箱各3,000ケースを12月中旬まで出荷する予定です。JAでは選果場直売所や産直店舗のほか、JAネットショップ「MEKIKI」でも販売します。

写真=重さ2.816キログラムの梨「愛宕」で優勝した長沼一成さん(左)と競り落としたマルシン青果担当者(右)