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ジネンジョ「夢とろろ」出荷始まる/15年ぶりの目ぞろえ会/旭自然薯組合

2025.11.14

 旭自然薯組合は11月14日、豊田市小渡町にあるJAあいち豊田旭営農センターでジネンジョ「夢とろろ」の出荷目ぞろえ会を約15年ぶりに開きました。これまでベテランの組合員ばかりだったため目ぞろえ会を開いていませんでしたが、新しく加わった組合員が増えたため、改めて出荷規格を統一しました。
 今年は、台風などの被害は無く日照時間・降水量に恵まれ生育は順調。十分にジネンジョが肥大し、豊作が期待されます。17日から出荷を始めました。
 この日は、組合員11人のほか、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員やJA職員が参加しました。組合員が持ち寄ったサンプルのジネンジョを使って、大きさや重量、変色がないかを確認して、秀・優・良の出荷規格を統一しました。旭自然薯組合の髙山太朗副組合長は「改めて出荷規格を確認し、基準の疑問を解決してほしい。品質の良いものを出荷していきたい」と話しました。
 旭自然薯組合は26戸の農家が所属し、合わせて160アールでジネンジョ「夢とろろ」を栽培。今年は2.8トンの出荷を見込みます。県内で最も早くジネンジョ栽培に取り組んできた同組合は、県内初のパイプ栽培を取り入れ、まっすぐ伸びたきれいなジネンジョを栽培。贈答用としても人気です。パイプ内に入れる土を同地区の山で採取した赤土に統一し、産地として品質維持に努めています。

写真=出荷規格を確認する組合員ら