旭自然薯組合は11月17日、豊田市旭地区でジネンジョ「夢とろろ」の出荷を始めました。今年は、暑い夏となりましたが台風の被害は無くおおむね順調に生育。湿害も少なく十分なサイズのジネンジョに仕上がりました。同組合では例年並みの2.8トンの出荷を見込んでいます。11月22日、23日に同地区で開かれる「笹戸温泉じねんじょ・もみじまつり」で直売するほか、11月25日からはJAあいち豊田旭営農センターや一部産直施設でも販売を始めます。
出荷初日のこの日は、7人の組合員が合わせて約400キログラムのジネンジョをJA旭営農センターに出荷しました。持ち込んだジネンジョは、JA職員がサイズや外観を確認しながら計量し、箱詰めしていきます。旭自然薯組合の山下洋明組合長は「夏に雨が降らず潅水をする組合員もいたが、例年どおりのジネンジョが出来た。多くの人に味わってもらいたい」と話しました。出荷は11月中旬から下旬にかけてピークを迎え、12月上旬まで続く予定です。
旭地区は県内で最も早くジネンジョ栽培に取り組んできた有数の産地。県内初のパイプ栽培を取り入れ、まっすぐ伸びたきれいなジネンジョを栽培します。組合ではパイプ内に入れる土を旭地区の山で採取した赤土に統一し、産地として品質維持に努めています。旭自然薯組合は26戸の農家が所属し、合わせて160アールでジネンジョ「夢とろろ」を栽培しています。
写真=ジネンジョを出荷する生産者
















