JAあいち豊田と豊田市が共同運営する農業研修施設「豊田市農ライフ創生センター」の研修生が11月20日、豊田市西町にある豊田市役所東庁舎の1階ロビーで販売実習を行いました。これは同センター担い手づくりコースの2年目のカリキュラムの一環で、農産物を販売するノウハウを学び消費者との交流等を体験することが目的です。
この日は、担い手づくりコース21期生5人が研修で栽培・収穫したハクサイやダイコン、ホウレンソウなど17種類を合計650点用意し、陳列方法や商品のPRなどを実践しました。生産者ごとに色分けしたテープを野菜に巻いて販売し、研修生らは野菜の売れ行きを把握しました。研修生の1人は、自身が栽培したダイコンを「大根おろしだと辛いから煮物にして食べるのがおすすめ」とPRしていました。豊田市農ライフ創生センターで講師を務めるJAの山田広年さんは「この実習で消費者の志向を研究し、より良い農産物を作る励みになるとうれしい」と話しました。11月27日にも研修生8人が同所南庁舎2階ロビーで販売実習を行う予定です。
豊田市農ライフ創生センターは2004年4月、遊休農地の活用と高齢者の生きがいづくりを目的に開講。担い手づくりコースは平坦地と中山間地の市内2カ所の施設で研修を行い、21期生は2026年2月に修了する見込みです。研修修了後には各自で農作物の栽培と産直施設や市場へ出荷することを目指します。希望者には就農後の農地の借受け支援もあり、地域農業を支える新しい担い手をサポートしています。
写真=お客さんに商品のPRをする研修生
















