JAあいち豊田は11月26日、豊田市松平地区で栽培する「春の七草」のほ場巡回指導会を行いました。今年は一部ヨトウムシ類の発生が見られたが被害に大きな問題はなく、発芽や生育具合も順調です。来年1月に「松平の七草がゆセット」を昨年度より2,000パック多い約28,000パック出荷する予定です。
松平地区では1984年から特産品として「春の七草」を出荷しています。七草がゆは、1年の無病息災と長寿延命を願い、正月7日の朝に食べると良いとされます。地元産米「ミネアサヒ」と合わせた「松平の七草がゆセット」は「セリ」「ナズナ」「ゴギョウ」「ハコベラ」「ホトケノザ」「スズナ」「スズシロ」の7品目のバランスが良く、ボリュームがあると消費者から好評です。
この日は、JA職員と愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員が、JAセリ・七草部会の部会員のほ場7カ所を巡回。七草の各品目の生育状況や病害虫の有無などを確認し、出荷に向けて今後の栽培管理を話し合いました。JA松平営農センターの佐野友哉主査は「害虫の被害を減らせるよう、こまめに観察してほしい」と話しました。今後は12月の出荷目揃え会で規格統一する予定です。
JAセリ・七草部会は4戸の農家が所属し、合わせて約1ヘクタールで7品目を栽培。豊田市の学校給食にも提供するほか、JAネットショップ「MEKIKI」では予約販売しました。
写真=七草の生育を確認する部会員ら
















