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土壌診断から必要な改善を/水稲土づくり研修会/JAあいち豊田

2025.11.27

JAあいち豊田は11月27日、豊田市本新町にあるJA豊田営農センターで水稲土づくりに向けた研修会を開きました。これは、栽培に適した状態の土壌にするために化学性の面から分析することで、必要資材の種類と量を判断するためのもの。20日にも開かれた同研修と合わせて、管内の水稲農家16人が参加しました。
 この日は、JAあいち経済連の職員が10月に行った土壌診断の結果を報告し、各分析値の適正範囲や改善方法を説明しました。また、営農資材を取り扱う産業振興株式会社と片倉コープアグリ株式会社の社員が、より良い土づくりのための資材の効果や取り扱い方法を説明しました。猛暑による高温障害の対策としてケイ酸の補給が重要である点や、メタンなどの有害ガスの発生を抑えるために未熟な稲わらの分解が必要であることを話しました。JA職員は令和8年作用の肥料・農薬について年間購入で価格が抑えられることを案内しました。
 JA管内では平坦地から中山間地に至るまでさまざまな条件で水稲を栽培。現地で生育状況を見ながら研修する水稲青空教室など、各地域に合わせた指導を行っています。また、高温に強い新品種「あいちのこころ」への切り換えを次年度から順次行い、米生産量の増加に努めます。

写真=熱心に話を聞く参加者