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秋の暑さで遅れるも生育良好/イチゴほ場巡回/JAあいち豊田いちご部会

2025.12.10

 JAあいち豊田いちご部会は12月10日、イチゴの生育状況を確認するため豊田・猿投地区の部会員のハウス3カ所を巡回しました。JAいちご部会では、親株から分けて子株を定植するため1年かけて栽培します。イチゴの生育を定期的に確認するため、毎月1回実施しています。今年は秋ごろの気温が高かったことで定植が遅れたため全体的に生育が遅れましたが、おおむね順調。ハウスによっては病害虫の発生も見られましたが、部会員の丁寧な管理もあり被害は少ないです。出荷は2月や3月に向けて増える見込みです。
 この日は、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員とJA職員が巡回し、部会員にハウス内の設定温度や湿度などを聞き取りながら、葉の色や形を見て生育状態を確認しました。豊田市舞木町にある永田幸久さんのハウスでは、早生品種「章姫」の収穫がこの日から始まりました。全体的に病害虫被害もほとんどなく順調な生育。同課の武藤実月技師は「今後も安定した収量を保つために、水や窒素、カルシウムなどの栄養分の過不足がないよう調整してほしい」と話しました。同巡回は、11日と18日に上郷・高岡地区で行う予定です。

 JAいちご部会は12戸の農家が約223アールで「紅ほっぺ」「章姫」「ゆめのか」「とちおとめ」を栽培しています。「とよたのいちご」として12月から出荷を始め、6月上旬まで続く予定です。

写真=生育状況を確認する部会員(左)と同課武藤技師(右)