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新規栽培希望者と次年度の米づくりを学ぶ/赤とんぼ米栽培グループ勉強会/豊田・みよし環境保全型農業推進協議会

2025.12.16

 JAあいち豊田・愛知県・豊田市・みよし市で組織する豊田・みよし環境保全型農業推進協議会は12月16日、豊田市松平志賀町にあるJA松平営農センターで「赤とんぼ米栽培グループ勉強会」を開きました。新規栽培希望者も含めて、令和8年産の栽培に向けたこよみの変更や対策について説明しました。
 この日は、生産者16人と愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員、JA職員ら合わせて32人が参加しました。同農業改良普及課の出原清士郎技師が令和7年産の管内ミネアサヒの生育概況や今年発生が見られた高温障害の対策方法を説明したほか、今年度取り組んだ「赤とんぼ米」の収量改善技術の試験結果を報告しました。また、JAの各担当者が令和8年産の栽培に向けたこよみの変更や対策などの説明をしました。みよし環境保全型農業推進協議会の伊藤政和会長は「令和7年度産は慎重に管理していたが高温障害の影響が一部であり、赤とんぼ米の栽培は難しいと思った。今後も勉強しながら良い品質の米を作っていきたい」と話しました。また、同協議会の幹事長を務めるJAの長谷川陽一常務理事は「令和6年産と比べて、今年は土づくりからしっかりと管理された結果、良い等級の米が増えた。異常気象など条件は厳しいが、勉強会の内容が実りあるものになればうれしい」とあいさつしました。
 みよし環境保全型農業推進協議会は、毎年2回の勉強会とほ場巡回を開き、栽培技術の向上を図っています。また、取り組みに賛同する消費者「赤とんぼ米友の会」を運営し、田植え体験や生き物観察会、稲刈り体験を通して環境保全型農業の理解促進を狙います。

写真=次年度の米づくりを学ぶ生産者