JAあいち豊田について

令和3年11月号「秋深まり、自然薯「夢とろろ」と梨「愛宕」が最盛期」

2021.11.19

 11月に入り、自然薯とジャンボ梨「愛宕」の出荷が始まりました。今年は夏の天候不順で生育が心配されましたが、栽培農家の高い技術でどちらも例年どおりの品質に仕上がっています。

 

 愛宕は、梨部会が栽培する梨の中で最初に花が咲き最後に収穫する梨です。栽培期間が最も長いため、農家の皆さんは細心の注意を払い栽培しています。新高など他の晩成品種の袋掛けは1回ですが愛宕は2回、台風シーズンには落下防止のネットをかけて丁寧に育てます。通常サイズでも1kg以上になるため、高い栽培技術が必要です。市場の担当者からも「芸術作品」というお墨付きをうける愛宕を皆さんにも味わってもらいたいです。そして地元農産物を買い支えいただきたいと思います。JA選果場直売所や産直プラザで販売しています。

 11月9日にはJA梨部会がジャンボ梨コンテストを開催しました。21回目となる今回は、豊田市公設地方卸売市場を会場に部会員からの18点と県立猿投農林高等学校の生徒が実習で育てた1点の合わせて19点の「愛宕」が出品されました。最高位の愛知県知事賞は、2.974kgの梨を出品した豊田市乙部町の川上浩司さんが受賞しました。この梨はコンテスト終了後に競りにかけられイオンスタイル豊田の仲卸業者が30万円で落札し、早速9日からイオン店頭に並べられました。

 

 11月中旬からは自然薯の出荷がスタートしました。豊田市中山間地の特産品の1つで、豊田市旭地区は県下でも有数の産地です。30戸の農家が所属する旭自然薯組合は約40年前から栽培に取り組んでいます。愛知県で品種改良した「稲武2号」という品種を栽培し「夢とろろ」という商品名で販売しています。
 自然薯は、種イモづくりに1年、それを植え替えてさらに7カ月かけて育てる農産物です。また、専用のパイプに山土を詰めて地中に埋め、そのパイプの中でイモを肥大させる栽培方法が主流のため、時間と労力がかかります。これが山芋の王様と呼ばれ高級食材として取り扱われる理由の1つです。しかし、一般的な流通にのせると価格の安いナガイモとして扱われこともあるため、農家とJAが販路方法を模索し、年月をかけてブランド化を進めてきました。現在は1kg約3000円で販売しています。粘りと風味は天然の自然薯に負けません。JAでは旭営農センターやグリーンセンター藤岡店で取り扱っています。冬の贈答品にいかがでしょうか。