JAあいち豊田について

令和4年7月「特産品「梨」の出荷が始まりました」

2022.07.22

 夏を代表する果物の1つでこの地域の特産品「梨」の出荷が7月19日から始まりました。今年は若干の小玉傾向ですが、早い梅雨明けで甘みもしっかりある良質な梨に仕上がっています。最初に出荷する品種は「愛甘水」と「あけみず」です。「愛甘水」は愛知県で育成された梨で平成2年に品種登録されました。甘みがあり酸味の少ない梨です。平成9年に品種登録された「あけみず」は神奈川県園芸試験場で育成された梨です。果汁が豊富で甘みとほどよい酸味が特徴です。どちらもみずみずしい美味しい梨ですので、ぜひ召し上がっていただきたいと思います。

 

 日本で栽培されている梨には、大きく分けると果皮が緑色の青梨系と果皮が褐色の赤梨系の2つがあります。青梨系の代表的な品種は「二十世紀」、赤梨系の代表的な品種は「幸水」です。JAあいち豊田管内では、赤梨系の品種が主に栽培され、8月以降は主力品種の「幸水」「豊水」をはじめ「あきづき」などを順次出荷し、11月のジャンボ梨「愛宕」まで出荷リレーが続きます。

 

 JAを通じて梨を共選出荷するJAあいち豊田梨部会とみよし市果樹組合梨部は、全員がエコファーマーに認定されています。エコファーマーは、たい肥を使った土づくりや性フェロモン剤利用による減農薬栽培に取り組むなど、環境にやさしく安全な栽培技術を導入した農業者で、県知事が認定するものです。部会の皆さんは、味の追求とともに環境に配慮した持続性の高い農業も目指しています。

 

 さて、6月24日に開催いたしました第30回通常総代会では、総代の皆さんに多くのご出席をいただき、上程した7議案と附帯決議(案)につきまして、すべて承認可決いたしました。また、令和3年度の決算につきまして、コロナ禍や長引く低金利など厳しい状況下ではありましたが34億円余の剰余金処分案を総代会に上程できましたことを重ねてお礼申し上げます。また、承認された事業計画を着実に進め、地域になくてはならないJAであり続けるよう取り組んでいきます。