JAあいち豊田について

令和4年11月「ジャンボ梨「愛宕」出荷が最盛期」

2022.11.16

 山の木々が美しく紅葉し、季節は晩秋から冬へと変わりつつあります。今年も猛威を振るった新型コロナウイルスですが、感染防止の対応がウイズコロナへと形を変えました。中止となっていたイベントも徐々にではありますが、各地で再開され、全国旅行支援や入国規制の緩和などにより全国の観光地も以前の賑わいを取り戻しています。感染流行の第8波が心配されますが、基本的な感染予防を怠ることなく、皆様との交流イベントや経済活動を活性化していきたいと思います。

 

 さて、当JA管内では、特産品のひとつであるジャンボ梨「愛宕」の出荷が今月から始まりました。愛宕は、JAあいち豊田梨部会がシーズン最後に出荷する品種で、通常でも重さが1キログラム程度、大きいものになると約3キログラムにもなる大きな梨です。果肉は、シャキシャキとした食感で果汁が多く、ほどよい甘さと酸味があります。そして最大の特徴がその大きさです。毎年11月には、栽培した愛宕の重さを競うジャンボ梨コンテストを開き、梨農家が技術を競っています。今年は11月8日にコンテストを開き、18点の出品がありました。優勝にあたる愛知県知事賞に輝いたのは梨部会員那須一徳さんが育てた重さ2,934グラム、胴回り58.9センチメートルの梨でした。コンテスト終了後、すぐにセリにかけられ昨年の30万円を大きく上回る45万円で落札されました。優勝した那須さんの「来年は、3,000グラム超えをめざしたい」というコメントから、さらなる栽培技術の向上を目指す意地とプライドが伝わってきました。栽培期間が長いため、台風などの被害にあうことも珍しくありません。生産者が細心の注意と栽培技術を駆使して丹精込めて育てた梨が「愛宕」です。

 

                                                                              愛宕は日持ちが良く、冬の贈答品としても大人気です。コンテスト用のものと違い価格は、大きさにもよりますが2キログラム以上の大玉が、1玉4,000円前後で販売しています。市場を通じて県内スーパーほか、県外にも出荷されますが、豊田市四郷町のJA選果場直売所でも販売していますので、ご家族で味わっていただき、お歳暮などにもご利用ください。きっと満足していただけますよ。