JAあいち豊田について

令和5年3月「「ミネアサヒ」が米食味ランキングで最高ランク「特A」に返り咲き」

2023.03.16

 今月は、大変うれしいニュースが2つありました。1つは、日本穀物検定協会がこの2月末に発表した令和4年産米食味ランキングで、愛知・三河中山間「ミネアサヒ」が最高ランクの特Aを取得したことです。一昨年に続いて2度目の獲得となり、みごとに返り咲きました。米食味ランキングの「特A」は、牛肉で言えば肉質が最高のA5ランクにあたります。
 このランキングは、1971年産から始まりましたので52回目となります。外観、香り、味、粘り、硬さ、総合評価の6項目で評価し、産地品種ごとに5段階で格付けしています。昨年の全国的な猛暑で稲作は大きなダメージがありましたが、そんな中、ミネアサヒが高い評価をいただいたことは、ひとえに農家の皆さんの努力のたまものだと思います。これで、魚沼産の「コシヒカリ」や北海道産の「ななつぼし」と肩を並べることになりました。
 JAでは、中山間地で栽培されたミネアサヒを「山間ミネアサヒ」、「標高ミネアサヒ」の名称で、産直プラザとグリーンセンターで販売しています。また、赤とんぼの舞う田園風景を取り戻そうと農薬の使用回数と化学肥料の窒素成分量を5割以下に抑えて栽培した「赤とんぼ米」も中山間地で作る特別栽培米ミネアサヒです。流通する量と地域が限られ、幻の米と呼ばれるミネアサヒ。皆さんに味を知ってもらいたい地元農産物の1つです。
 

 もう1つのうれしいニュースは、先日行われたJA女性組織活動体験発表会でJAあいち豊田フレッシュミズサークル「ミューズ」の廣田美穂さんが発表した「女性組織地域活動から始まる『夢への一歩』」が最優秀賞を受賞したことです。廣田さんは、JAの活動に参加したことをきっかけに「自分が作ったものをみんなに食べてもらいたい」という自分の夢が叶うまでの経験を発表し、活動の内容やJAとの関わりなどが高く評価されました。JAの活動が夢の実現を手助けできたことは、本当にうれしく思います。廣田さんは、JA高橋テラスでパンとアイシングクッキーを毎月第4木曜日に販売していますので、皆さん、ぜひ味わって下さい。
 JAあいち豊田は「地域に根差し、人の命と土の文化を育みます」の経営理念のもと、組合員の農業経営と生活を守る取り組みをこれからも続けていきます。