JAあいち豊田について

令和5年5月「田植え始まり 赤とんぼ友の会も再出発」

2023.05.30
 今年も田植えの季節がやってきました。
 5月初旬には、連休の時期を見計らって多くの農家やその家族が田植えをする光景が各地で見られました。そして、JAでは5月20日に下山支店管内にある豊田市花沢町で赤とんぼ米の田植え体験を行いました。
 
 赤とんぼ米とは、農薬の使用成分や化学肥料に含まれる窒素成分を愛知県の慣行基準より5割以下に削減して作る特別栽培米ミネアサヒのこと。生物にやさしい環境条件を整えて作ることで、田んぼに舞う赤とんぼの姿を復活させ、美しい景観を守ろうという取り組みです。
 
 そして、この赤とんぼ米を支え、応援するのが「赤とんぼ友の会」のメンバーです。この日は、15家族46人の親子田植えを体験しました。この会を始めて8年が経ち、毎年参加する常連の会員もいるほどの盛況ぶりです。
 
 今年、例年になく盛り上がったのが、ラグビー選手の参加です。JAあいち豊田は、豊田市・みよし市などを拠点地域とするラグビーチーム「トヨタヴェルブリッツ」のパートナーシップ契約を結んだことから、今回の協力が実現しました。
 
 この日は、トヨタヴェルブリッツの伊尾木洋斗選手と崔凌也選手が田植えを体験しました。体格のいい2人が会員に混ざって植える姿に、参加者の熱もヒートアップ。最後のトライまで、誰一人諦めることなく植え続けることができました。参加していただいたことに感謝しています。
 
 
 赤とんぼ友の会は、このあと、7月に生き物観察会、9月に稲刈りを予定しています。そのほかにも、この地域では多くの児童が米作りを体験しています。これからも、米作りを通して食の大切さを知ってもらい、地域一体となって食農教育活動に取り組んでいきます。
 
 赤とんぼ米は、当JAのネットショップ「MEKIKI」でも販売しています。2022年産https://mekiki-net.stores.jp/の食味ランキングで「特A」を取得したおいしいお米であることはもちろんですが、環境にも配慮しているお米を多くの人に味わっていただきたいと思います。